摘み入れ地点

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インゲーム/アウトゲームの意味について

game controller: ps2 pad

会社やプロジェクトによって違うところがあるせいか、インターネット上で記載されていることが存外少なかったので書いておくことにする。あくまで自分の属するプロジェクトでの意味なので、どこでも通用するかは分からないので気をつけてほしい。

 

インゲーム

いわゆる「ゲーム」をしているところを指す。RPGならバトル、音ゲーならシャンシャンしているあそこ、レースゲームならレースしているところだし、シューティングゲームならシューティングゲームしている部分である。

ソシャゲ業界に限って一言でまとめてしまうなら、商材価値を発揮する場所と言ってもおそらく差し支えない。商材というのはいわゆるガチャキャラのこと。つまり、ガチャで引いたキャラクターを実際に使う場所のことをインゲームと呼んでも良いと思う。

 

アウトゲーム

インゲームの逆の範囲全部を指す。分かりやすいところではオプションなどがあるが、それよりももう少し広く、例えば編成する機能であったり、ホーム画面であったり、ガシャ画面であったり、例を挙げると切りが無い。故に、インゲームの逆の範囲全部、と表現するのが楽だし抜け漏れがない言い方だと思う。

 

使い方

分かりやすいのは設計範囲を示すような場合。RPGタイトルでインゲーム設計といったらバトルで登場する敵の行動・難易度設計を指すし、アウトゲーム設計と言ったらバトルに勝った際のドロップ報酬・初回獲得報酬を指す。

職場の人から聞いた限りだとコンシューマ側ではあまり使わないらしい。おそらくインとアウトで区別する必要性が薄いから、だと思う。ソシャゲ側ではそんなことがない、というか、そのような範囲で物事を言う機会が多い印象。というか、インゲームはあんまり使わないで、アウトゲームという言葉をよく使う。

ソーシャルゲームはコンシューマと違ってアウトゲームの設計をかなり頻繁に行う。イベントの度にミッションやら報酬やらを作るのだからそりゃそうだ。しかもアウトゲームはログボ、ミッション、ドロップなど多岐にわたっているので、それらを一括で呼ぶための言葉が欲しくなる。そんなときに、アウトゲームという言葉をよく使う。「あのイベントのアウトって今どれぐらい進んでいる?」みたいに言う。

 

インゲーム/アウトゲームのグラデーションについて

イン/アウトという関係がちゃんと存在しているゲームと、そうでもないゲームがある。これはゲームによって異なるもので、ゼロイチで言えるものではなく、グラデーションのようになっていると思う。顕著な例はアドベンチャーゲームで、ほとんどがインゲーム。オプション以外のアウトゲーム画面はほとんど存在しないためである。

また、機能やゲーム内容によってはインゲームともアウトゲームともいいづらい部分もある。例えば、バトル中に味方の編成内容を変えて戦うようなゲームがあった場合、そのゲームの編成をインゲーム側とするか、アウトゲーム側とするかはかなり言いづらい。LOLのショップなんかは多分インゲーム側で、普通ショップってアウトゲーム扱いになると思うんだけど、アレはインゲームの中に存在していて、買ったものがそのままインゲームに反映されるから。

 

以上。用語解説というか自分の理解を書いてみた。はじめて聞くとぽかんとするところがあるが、言うほど難しいものでもないし、みんなふわっとしながら使っていると思うので適当に使っても大丈夫だと思う。